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借金・債務について 2023/12/27

返せない借金を上手に返済するコツは?返済計画や生活の見直しやおすすめの返済アプリを紹介

借金の返済が上手くできず、常に借金のことばかり考えていなければばいけないのはとても苦しい…もう返せないかも…何もかも嫌になる…もう死にたい…と悩んでいませんか?

借金問題は、実は「早めの対策」がとっても大切です。

借金返済のためには、何よりも現在の金銭管理をしっかりと行うこと、そして、借金の返済状況を把握しておくことが重要となります。

  • いくら借りているのか?
  • いくら返済している?
この2つを把握し、返せなくなりそう…という段階で動くことで、借金地獄の沼にはまらず、人生やり直すことも可能です!特に「利息額」をしっかりと把握しておくことが大事です!

近年、コロナウイルス感染症による経済悪化により、自分の懐事情が苦しくなった方は少なくありません。

  • 元々借金があり、実入りが減ったので返すことが困難になった
  • 給料減、ボーナス減で生活費が足りなくなった
  • 住宅ローンを組んでいたが、もう返済できなさそう…
  • 就業先の倒産で職を失った
こういった様々な事情により、別の金融会社から新たな借入をしたり、今までキャッシングをしたことがなかったけど初めて借入したという方など、借金を抱えている人は年々増加傾向にあるようです。

借金を「返すことができない」場合、一体どういったことが起こるのでしょうか?その前に、何かできることは無いのでしょうか?

借金で身を滅ぼしてしまう前に、返済計画の見直しや借金の減額など、「借金地獄から抜け出す方法」はいくつかあります!

上手に借金を返済するコツを確認し、目の前の借金問題を解決していきましょう。

Contents

借りる時から意識したい!借金を上手に返済するコツ

借金には利息がつきます!借りる時から返済について意識することが大切です。

滞納してしまうと、遅延損害金が発生し、そのまま放置すると督促、最終的には裁判沙汰にもなりかねません。ブラックリストにも載ってしまう自体に…。

「ご利用は計画的に!」というフレーズを聞いたことがあると思いますが、利用するときには「返済計画」をしっかりと立てておくことが大切です。

何のために借りるのか?についてしっかりと意識しておきましょう。カードローンはとても手軽なので、ちょっとお金が欲しいという場合に利用することが出来る分、ちょっとお金ないから借りよう!という状況に慣れてしまっては大変です。

また、ギャンブル依存症の方の借金や買い物依存症の方の借金は、借金解決の他にも解決しなければならない問題が別にもあるため、そちらと並行して見ていくことが必要です。

無収入の「無職の方や専業主婦の借金」も注意が必要です!「無職でも借りられる」という甘い言葉をささやく闇金と関わってしまわないようにしてください。

参考までに、今現在借金がある男女200人にとった「あなたが今の借金をした理由」についてのアンケート結果を載せておきます。

【あなたの現在の借金理由は?】

 

  • 生活費の補填…33.5%
  • 奨学金の返済…11.5%
  • 住宅購入・リフォーム…11.0%
  • 浪費・娯楽費…8.0%
  • ギャンブル…7.5%
  • 車購入…6.0%
  • 投資(株、FX、仮想通貨など)…5.0%
  • 新生活のための費用(家賃、引っ越し代、家具家電など)…5.0%
  • 病気・医療費(治療費、通院費など)…2.5%
  • 親や家族の借金の肩代わり…2.0%
  • 教育資金…2.0%
  • その他(冠婚葬祭費、事業資金、別の借金の返済分など)…6.0%

(※クラウドワークスにて実施。男女200人へのアンケート:2022.2/1~2/3)

実に1/3以上の人が、「生活費の補填」のために借金をされているという結果に!私ギャンブルとかしないし、倹約家だし!という方でも、借金をしないと生活できないという状況に陥る可能性が十分にあると言える結果でした。

事前に商品内容をチェックしよう

各種消費者金融や銀行系カードローンなどの商品ごとに下記は異なります。概要を事前にチェックしておきましょう。

  • 返済日
  • 返済方法
  • 利率
概要を元にした上手な商品の選び方
返済日が選べる商品や給料日のすぐ後が返済日の商品なら、次回使う前に返済可能。口座振替ができれば、返済忘れが起きにくい。利率が低いほど、返済総額が少ない。最初の◯日間は金利0円などの商品もある。

借りる前にシミュレーションを活用して返済のイメージを持とう

返済のイメージを持たすにお金を借りると、無理が出る可能性もあるので、毎月返済が可能な金額を計算し、その範囲内で借り入れをしましょう。

借金はいくらまでなら大丈夫、いくら以上だとやばいという基準は特にありませんが、自分の収入と支出から考えて、返せる範囲で計画的に借り入れをしてください。

WEB上で「返済シミュレーション」ができる商品もあるので、有効活用して返済のイメージを持つと安心です。

早く借金を返済するコツは、「借金状況の把握」と「元本や利息の減額」

借金返済のために、まず知る必要があるのは、「自分の借入状況」です。

  • どこから借りている?
  • いくら借りている?
  • 金利は?
  • 毎月いくら返している?
  • 利息はいくら発生している?
もしも、複数の会社からの借入がある多重債務者の場合は、全ての借入先においてこちらの情報を把握しておく必要があります。

特に、「利息がいくら発生しているのか?」についてが重要ポイント!返済しても返済しても借金がなくならない…と感じている場合、想像している金額よりもかなり多く発生している可能性があります…。

借金を早く返済するには、元本を減らすことが最も有効!

利息分の支払いもあり、決められた通りの返済では元本はあまり減らないので、多めに返済して返済総額を抑えましょう。

また、余裕がある時に「多めに返済」をするのが効果的です。ただし、以下の点に気をつけましょう。

  • その後の生活に支障がでないか
  • 借り入れ先が対応しているか
  • 繰り上げ返済のやり方
多めに返済したことで、その後の生活が苦しくなって、結局追加で借り入れをしては、意味がありません。

借金を早く返済し、借金問題から解放される方法としては、下記のような方法があります。

  • 毎月の出費の見直し、固定費を減らす
  • 月々の返済額自体を増やす
  • 繰り上げ返済
  • ボーナス払い
  • 一括返済
繰り上げ返済のやり方は業者によって違うので注意!
期日よりも早く支払ったら次の返済日が早まる業者もあれば、毎月決められた額以上ならいくら支払ってもいい業者もある。決められた日よりも早く支払い過ぎると、返済日にもう一度返済をしなければいけない業者もあるので注意。
繰り上げ返済が原因で、滞納となってしまった…などにならないようにくれぐれも注意しましょう!

また、金利が高い借金の返済を優先することでも、利息の総額を抑えることができます。

借金を返済しているとき心がけたいことは?

これ以上の借金を増やさないためには、普段から「必要以上にお金を使わない!」ことを徹底しましょう。

手軽に利用できるカードローンを使ってしまっているため、「もしお金に困ってもまた簡単に借りれるから大丈夫!」と勘違いをしてしまいがちです。
  • カードローンの利用はくれぐれも計画的に!
  • クレジットカード利用は最小限に!
  • リボ払いはしない!
  • 収入と支出を家計簿などで記録し、収支を把握する!

特に「リボ払い」については、毎月の返済はちゃんとしているのに、いつまでもいつまでも返し続け、でも総額が全然減っていかない「リボ地獄」に陥りかねません…。金利が高く設定されている場合が多いので、注意が必要です!

返済が遅れそうになったら事前に連絡を

返済が遅れると、催促の電話やメール、郵便などが届きます。また、遅延損害金を払わなければならなくなります。

家族に借金を内緒にしている場合は、バレてしまう可能性も…。

遅延損害金
返済日を過ぎた時に損害賠償として支払うべき利息

どうしても返済が難しい場合、返済日より前に借り入れ先にその旨連絡を入れておくほうが良いです。

【返済日前に連絡を入れるメリット】

  • 督促を受けないことによる心理的な負担の軽減
  • 一定期間「返済額を減らす」などの対応をしてくれる業者もある
  • 返済の意思があることが伝わり、信用が一気に落ちるのを防ぐ

返せないからといって、「夜逃げ」をしたり、「闇金」で新たな借り入れをしては絶対にいけません。夜逃げしても借金はストップしませんし遅延損害金がかかることで借金はどんどん増えることになってしまいます!法外な利息を請求される闇金に手を出してしまっては、どんどん借金地獄におちいってしまいます。

滞納のリスクを意識して滞納を避けよう

借金の滞納には、様々なリスクがあります。

  • 督促状が届く、電話・自宅への訪問などがある場合も…
  • 借金を一括で支払うよう求められる
  • 裁判になる
  • 財産が差し押さえられる
  • ブラックリスト入りし、一定期間、借り入れが一切できなくなる

ブラックリスト入りすると、クレジットカードの利用や作成・ローンを組むなどが一定の期間できなくなります。

何気なく借りた借金が、こんな事態を招いてしまうことに!将来の人生設計までも壊しかねません。

借金を返済する際には、「滞納した時」のことまでしっかりと考えておきましょう。

借金返済がきつい…最初に検討すべきは返済計画の見直し!

滞納しそう、滞納してしまった、という場合、借金の返済計画を見直すことで問題を解決する方法があります。

借金の総額を具体的に把握することでやり直せる場合も

現状把握するため、下記を洗い出してみてください。

  • どこから、何社から借り入れしているか?(借入先の把握)
  • どれくらい借り入れしているか?(現時点での借入残高の把握)
  • 各金利と利息は?
  • 毎月一体いくら返済しているのか?

これらをしっかりと把握しないと、返済計画が立てられません!

消費者金融やカードローンの借金だけでなく、教育ローンや住宅ローン、車のローンなど、すべての借り入れについての状況を確認してみてください。

総件数と借入総額をはっきりさせた上で返済計画を立てます。

借入総額や利息額が分からない…という場合は、各借入先に問い合わせれば確認できますよ!もし借入先自体が分からない…という場合は、「信用情報機関」(CIC,JICC,KSCなど)に問い合わせてみてください。(手数料が必要な場合あり)

  1. 毎月いくらまでなら返せるか
  2. その通りに返したらいつ返済が終わるのか
借金の詳細を整理することは、お金の使い方について考える機会にもなります。毎月どれくらいの余裕があるのか、その内いくらまでなら借金返済に充てることが可能なのかを把握しましょう。

できる限り具体的な目標を立てましょう。返済シミュレーションができるアプリやWEBサイト上のツールなどを上手く活用することで、スムーズに進めることが出来ますよ。

  • 借入残高
  • 金利(実質年率)

この2つがあればシミュレーションできるのでとても便利です!

「返済計画を見直す」という方法が向いている人

返済計画を見直す方法が向いているのは、以下の条件に当てはまる人です。

  • 借金総額が収入の3分の1に満たない
  • 返済のために、別でお金を借りたことがない
  • この先も安定して継続した収入が見込める

そうでない場合、別の方法を考えた方が良いです!

返済計画を見直しても対応が難しい場合に試すべき方法まとめ

返済計画を見直すだけでは対応が難しい場合は、どうすればいいのでしょうか。

身近なことから少しでも出費を減らし収入を増やす

お金が足りないと借金をしてしまうので、少しでも出費を減らしたり収入を増やしたりするために身近なことから変えていく方法があります。

  • できるところで節約をする(食費や光熱費、無駄遣いなど)
  • 固定費の見直し(通信費・サブスク料金・保険代など)
  • 環境や習慣を変える
  • 不用品を売る
  • 働いていない人は仕事を始める
  • 副業を探す

そう難しいことではないので、気軽に始められそうですね。全くなくすのではなく、プラン変更などでも見直しできるものもあるはずです。

少しずつの積み重ねが身を結びます。

ただし、多額の借金がある場合は別の方法を考える必要があります。

複数社から借りている場合はおまとめローンでまとめる

借り入れ先が複数あると、返済費や返済額の管理が複雑になります。

複数の借り入れを、おまとめローンと呼ばれる商品で一本化してみましょう。
メリット デメリット
返済の管理がしやすい
金利の低い商品を選べば利息が減らせることも
借り入れはできなくなる
月々の返済額を減らせば返済総額が高くなることも
おまとめローン利用上の注意点
借り入れ額が大きいと金利は低くなる傾向にあるので金利が下がることも期待できますし、利率が低い商品を選ぶと利息を減らせる可能性があります。

 

その半面、月々の金額を少なめにすると支払い期間が長くなり返済総額が増えることもあるので、注意が必要です。

可能であれば周りの人を頼って乗り切ろう

周りに頼れる人がいるのなら、その人たちに借りることも考えましょう。

  • 利息が不要または少なくて済む
  • 生活を立て直せる可能性がある

ただし、注意点もあります。

  • 決めた通りに返済する
  • 借りることを癖にしない
  • 110万円以上借りる場合は他の方法も検討(贈与税がかかることがある)

関係悪化を避けるためにも、返済はきちんとしましょう。

親しい間柄や家族間であっても、借用書を作成しておくことをおすすめします。

ちょっと話がそれますが、親が子どもの借金を、また子どもが親の借金を肩代わりしないといけない義務は有りません。ただし、義務が発生してしまう場合もあります。

  • 連帯保証人になっている
  • 連帯債務者になっている
  • 保証人になっている
  • 親や子から相続した(相続は資産だけでなく債務も対象となる)
借金返済できないことは、自分だけの責任では終わらない可能性があるのです!!

退職金の活用や保険の解約によって資金を作る

退職金が出る職場の人の場合は退職金を返済に充てたり、保険解約したりして資金を作る方法もあります。

ただし、デメリットもあります。

  • 定年退職の場合、老後の生活が不安定になる
  • 定年までに退職するなら再就職先が必要
  • 保険を解約すると備えがなくなる
  • 保険に再加入する場合は保険料が上がることも

そのため、慎重に検討してから実行しましょう。

法的な手続きで借金を減額する方法がある!

どんな方法を試しても解決できそうにない時には、借金を踏み倒したり借金をチャラにできないか?と思うかもしれません。

借金をなかったことにすることは基本できませんが、法的な手段で減額する手段はあります。

借金って減らすことができるの?どうやって?

借金に苦しむ人への「国が認めた借金救済措置」として、法的に借金が減額・免除できるのが、『債務整理』。

 

借金が減らせたり、ゼロになる可能性がある分、デメリットもあるので、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをおすすめします!

無料の借金減額診断を使えば、借金が減らせるのか?いくら減るのか?どんな方法で減らせるのか?が診断できます。試しにシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。

法的な手続きで借金を減額する任意整理

債務整理の一つに、弁護士や司法書士などに間に入ってもらい、借り入れ先と和解をすることで借金を減額するのが、「任意整理」という手続きです。

  • 裁判所を通さず行う
  • 借金の将来利息をカットする方法で、返済総額を減らす
  • 元金のみを3年から5年かけて返済する
  • 過払い金がある場合、元金そのものが減ることもある
  • 周囲にバレにくい
  • 他の方法に比べでデメリットが少ない
交渉が重要な意味を持つので、自分でやるよりも専門家に間に入ってもらった方がスムーズです。

任意整理をするとブラックリスト入りするので、5年間はローンを組んだり、クレジットカードを作ったり、分割払いの契約などをすることはできません。

ただし、「過払い金」が発生している場合は、その過払い金で債務を完済することができる場合は、ブラック扱いにはなりません。

過払い金返還請求ができるかどうかは、簡易な無料診断で確認することができます。

向いている人、向いていない人、また、任意整理のメリット・デメリットはもちろんあります。

弁護士などが代理人となる任意整理と同様に、裁判所和解の成立を手助けしてもらう「特定調停」と呼ばれる方法もあります。

特定調停の場合、書類作成や裁判所との連絡などすべて自分で行わなければいけません。

裁判所を通して財産を残しつつ借金を整理する個人再生

「個人再生」とは、裁判所を通して法的に手続きを行い、借金を大幅に減らす債務整理の方法です。

  • 裁判所を通して行う
  • 借金を大幅に減らせる
  • 減らされた借金を3年から5年かけて返済する
  • 「自己破産」のように、財産は処分されない
借金の金額が100万円未満の場合は、全額支払う義務がありますが、それ以外は大幅に減額することが可能です。
借金の額 支払うべき金額
100万円以上500万円未満 100万円
500万円以上1,500万円未満 借金の5分の1の金額
1,500万円以上3,000万円未満 300万円
3,000万円以上5,000万円以下 借金の5分の1の金額

ただし、以下の点で注意が必要です。

  • 借金が5,000万円以下でなければ利用できない
  • 継続収入が無いと利用できない
  • 保証人の支払い義務はなくならない
  • 官報に氏名・住所が掲載される
  • ローンが残っている場合、車は手放す必要がある
また、任意整理と同様にブラックリスト入りするので、掲載されている一定期間は、手続き後の生活に支障がでます。(ローンが組めない、新たな借入が出来ない、クレジットカードやスマホの分割契約ができないなど)

個人再生のメリット・デメリットを知り、失敗しない減額を目指してみてください。

法的な手段で借金を帳消しにする自己破産

債務整理の一つとして、法的に借金をなくすことができる「自己破産」もあります。

  • 裁判所に今後の借金返済が無理であると認めてもらう
  • 借金を全額免除してもらう

これだけのことをしてもらえる分、大きなデメリットもあります。

  • 家・車などの財産を処分する必要あり
  • 保証人の支払い義務はなくならない
  • 官報に氏名・住所が掲載される
  • 職業上の制限を受けることも
保証人がついている借金を自己破産すると、保証人が支払いをすることになるため迷惑をかけることとなり、払えない場合は保証人も自己破産…という可能性もあります。

また、他の債務整理の場合と同様にブラックリスト入りします。

自己破産後の生活は?2回目の自己破産ってできるの?なども気になるところです。

借金には「時効」がある!しかしそう簡単には成立しない

借金には「時効」があります。一定の期間、借金を返済しないという状態が続いている事実を尊重し、借金の消滅が認められるのです。

個人間(友人間)の借金であれば基本的10年、金融業者(消費者金融や銀行など)の借金であれば基本5年で時効を迎えます。

下記いずれか早い方で、消滅時効をカウントします。

  • 権利行使できると知った時から5年
  • 権利行使できる時から10年
時効を狙って「あわよくば、借金を踏み倒せないか?」と考える人もいますが、時効が成立することは難しく、あまりおすすめできません。

【時効についての注意点】

  • 借り入れ先が請求・差し押さえ・承認のいずれかをすれば時効は中断
  • 成立させるには借り入れ先に時効の制度を利用することを伝える必要あり(時効の援用)
  • 借りている人が知らないところで「時効を中断する手続き」がされていることも!

時効期間満了後に「時効の援用」をしないと、時効は成立しません!「時効援用通知書」を作成し、内容証明郵便で債権者に送付しなければならず、認識のズレなどから援用権を失ってしまう可能性も…。

またこの手続前に、借金の1円でも返してしまうと、時効を成立させる権利を放棄したとみなされるため、時効は不成立に…。

特に注意したいのが、「時効を待っている間も、利息が発生する」という点です。もしも、時効が成立しなければ、膨れ上がった利息も含めた返済が待っています。

リスク大の方法での借金の踏み倒しを考えるよりも、正規の手続きを取った方が安全です。

借金返済のために使える家計管理アプリ

家計簿をつけるのは面倒、長く続かない、それに、借金についても返済日や返済額、今後の予定がいまいち把握しきれていない、心当たりはありませんか?

そんな方のために、『借金返済をサポートしてくれる便利アプリ』といったお役立ちアプリを厳選してご紹介します。

【借金返済をするときに大切なこと】

 

  • 今の家計状況を正しく把握すること
  • 余裕資金を上手に返済に回していくこと
  • 返済の見通しを立てること

家計簿アプリを活用すれば、これらを手間をかけることなく簡単に行うことができます。

借金返済計画を正しく把握するための「返済表」もアプリを使えば簡単に作成することが可能!今後の金利の変動や返済額の変更で、どのくらい返済への負担が少なくなるかの試算も可能となります。

借金返済のために利用できるアプリは色々あります。まずは日々のお金の管理からスタートし、借金返済に生かしていきましょう。

借金返済のために、まずは今の家計状況を認識することが重要です。

毎月何にいくら使っているのか、いくら支出があるのか、それを正しく把握することができれば、余計な出費を減らし、借金返済に回すこともできます。

ただ、毎日家計簿をつけるのは手間ですし、今まで何度かチャレンジしたけど続かなかった、という方もいるでしょう。

そこで、ぜひ活用してもらいたいのが家計管理アプリです。今回は、おすすめの3つのアプリをご紹介します。

1.家計簿マネーフォワードME:とにかく便利!家計簿をつける必要なし

マネーフォワードは、スマホカメラでレシートを撮影すると自動でデータを入力できるだけでなく、電子マネーやクレジットカード、銀行口座も一括で管理、確認できるアプリです。

アプリをダウンロードした後、銀行やクレジットカード情報を連携すると、口座残高、カード利用残高を、現金支出と併せて見える化することができます。

予算機能、銀行の残高不足・クレジットカードの使いすぎを知らせる機能、家計や資産状況の分析まで、無料アプリとは思えないほど機能が充実しています。

2.マネーツリー:使いすぎをひと目でチェック可能

こちらのアプリも、銀行口座(個人・法人)、クレジットカード、電子マネー、マイル・ポイントカード、証券口座を登録するだけで、口座残高や利用明細、残ポイントなどの情報が自動的に更新、無料で収支の状況が確認できる特徴があります。

口座から引き出した、クレジットカードを利用したタイミングで、記録が行われます。クレジットカード登録をしていれば、その項目から自動でカテゴリ分けができ、後から変更することも可能です。

口座からいくら引き出したか、クレジットカードをいくら利用したか、それをいちいち銀行やクレジットカードの明細で確認する必要なく、アプリでその都度確認できる、使いすぎをチェックできるのがマネーツリーなのです。

マネーフォワードMEと異なり、レシートの読み取り機能がついていません。ただ、有料サービスにするとレシートの撮影、明細を自動的に照合できるサービスを利用することができます。

3.Zaim:ローン返済表の自動作成機能が便利!

Zaimは、レシートを撮影して品目を自動で読み取り、記録することが可能です。また、電卓付き家計簿で自分で入力することもできます。

財布や銀行口座、クレジットカードの残高を表示する資産管理機能、医療費控除に当たる支出を自動抽出してくれる機能もついています。

先ほどの2つのアプリと違うのは、ローン返済表を自動作成する機能が付いている点です。

ローンを組む際の利息、繰り上げ返済効果を視覚的に表示することができます。

ローン状況が分かりやすくなる便利アプリ

ローン状況を把握しやすくするための便利アプリを2つご紹介しましょう。

1.Todoist:返済をタスク化できる

複数の返済がある場合、そのスケジュールを管理するのも大変ですよね。返済日、返済金額を分かりやすく管理するためにオススメなのが、Todoistです。

毎月の返済日を繰り返し予定として返済額と共に登録、返済が終わったらそのタスクを終了させていけば、何の返済が残っているのかが一目で分かります。

借金の返済をスケジュールの1つとして組み込んでおくと、忘れずに返済ができるだけでなく、やらなければいけないことが明確に見えるメリットがあります。

2.借金返済計画・リボ払い計算:簡単にリボ払い計算ができる

借金返済計画を立てるのに役立つアプリが、この借金返済計画・リボ払い計算です。

無料で利用できるこのアプリは、定額リボルビング式に対応しているためカードローン返済計画をチェック・比較することができます。リボ払いに対応したローン計算アプリは少ないので、それだけでもメリットだと言えます。

金利などの計算条件を保存できますが、細かい条件が設定できないデメリットがあります。ただ簡単にリボ払い計算ができるので、返済計画の目安にすることはできます。

3.ローンヘルパーLife:住宅ローンや自動車ローンの計算ができる

住宅ローン、家電・カーローンなどの返済計算に適したアプリで、毎月・ボーナス加算・ボーナス回数・年間支払い額・総返済額・支払利息を表示します。

元利均等、元金均等、アドオンの3つの計算種類から選択可能で、簡単にローン返済シミュレートをすることができます。

シンプルで使いやすく、毎月の返済額から借入額や金利、期間の近似値を逆算することも可能です。

無料アプリも機能によっては追加料金が必要に!

ここまで、無料で利用できるアプリを紹介してきました。

しかし、ダウンロードや基本機能が無料ということだけで、更に充実したサービスを希望する場合は費用が発生する場合があります。

ここまで紹介したアプリの場合、追加料金でどのような機能が利用できるようになるのでしょうか。

一覧でチェックしてみましょう。

アプリ名 追加料金 利用可能になる
追加サービス
家計簿マネーフォワードME Web版
…月額:500円
iOS版
…月額:480円
android版
…月額:500円
データ閲覧可能期間無制限
連携可能数無制限
グループ作成無制限
一括更新
マンスリーレポート
資産内容・推移グラフ
負債内容・推移グラフ
CSVダウンロードなど
マネーツリー 月額:360円 カテゴリ別予算設定
毎日バックグラウンドで更新
データの出力など
Zaim 月額:480円 広告費表示
複数アカウント
残高グラフ
給付金検索
医療費控除
データレシート入力
金融連携入力
データ入出力など
Todoist 年間:4,056円 ラベル
フィルター
コメントとファイルアップロード
バックアップ
メールでタスクを追加するなど
借金返済計画・リボ払い計算 有料プランなし
ローンヘルパーLife 有料プランなし

このように、無料アプリでも利用するサービスによって料金の支払いが発生することを覚えておきましょう。

有料アプリなら更に便利なサポート機能が利用可能

ダウンロードや基本的な操作・システムが無料で利用できるアプリを紹介してきましたが、借金返済に役立つアプリには最初から有料のものもあります。

更に便利に利用できる有料アプリを2つ、ピックアップしてみました。

1.iLoan Calc:複雑なローン計算が簡単にできる

価格:480円

アイローン カルクの主な特徴は、以下の3点が挙げられます。

1.条件を細かく設定してシミュレーション可能
金額、金利、ボーナス払いなど、ローンの条件を細かく設定することがあ可能となっているため、詳細なシミュレーションができる特徴があります。
2.返済額が一目で確認できる

毎月の返済額が一目で確認できる見やすさはもちろん、ローン比較もグラフ表示が可能なので簡単にチェックすることができます。

3.シミュレーション結果をPDFファイルで保存できる

スマホ画面で見るだけでなく、PDFやCSVファイルで保存ができ、それをメールに添付して送信することも可能です。

ただ、リボルビング払いには対応していない為、カードローン返済シミュレーションには適していません。一方、住宅ローンなどの返済シミュレーションに向いているオススメのアプリです。

2.不動産電卓 @返済くんCalc.PRO:リボ払いには不対応…不動産ローンなどに適したアプリ

価格:360円

こちらのアプリも、リボルビング払いには対応していません。主な特徴は、以下の通り。

1.返済方法を選択して計算できる
元利均等返済、元金均等返済という2つの返済方法を選択することができ、年間返済額、総支払額を瞬時に算出することが出来ます。
2.平方メートルや坪の計算が可能
分かりづらい平方メートル表記や坪について、単位変換の計算が簡単に出来るようになっています。
3.計算式が表示される電卓機能

全ての計算式が応えの下に表示されるようになっているので、計算式の数字が合っているかどうかを計算途中でも確認することが出来ます。

細かい設定が可能であること、不動産営業担当者や金融期間関係営業担当者などを対象として作成されたアプリですので、充実した機能が魅力のアプリとなっています。

月の支払いや年収から借入可能額が簡単に計算できますし、計算履歴が残る機能は、普通の電卓として用いる際にも役立つため、不動産のプロではない一般の方にも多く利用されているアプリです。

借金返済のための資金確保をサポートするアプリ2選

借金返済のため、今よりも収入を得ること、貯金をすることが大切なのは認識している方が多いと思いますが、自分1人ではなかなか難しいですよね。

実は、副業や貯金についても、アプリでサポートしてもらうことが可能なのです。

ぜひチェックしておきたい2つのアプリをご紹介しましょう。

1.マクロミル:副業アプリ…アンケートでお小遣い稼ぎ

国内最大級のアンケートサイト(アプリ)で、無料で利用することが出来ます。

1.返済方法を選択して計算できる
2019年3月現在で、アンケートモニターは230万人以上とトップクラスです。また、東証一部上場企業が運営、プライバシーマーク取得企業という安心感もあります。
2.貯めたポイントを現金やギフト券に交換可能
現金やAmazonギフト券、各種ポイントやスタンプ購入、ゲーム課金など、豊富なポイント交換先があります。
3.ポイントがすぐ貯まる!すぐ使える!

交換レート1ポイント=1円と分かりやすく、初回は300ポイントから交換可能です。アンケート数が圧倒的に多く、8,000ポイント以上の好ポイントがもらえるインタビュー調査も多数あります。

生活費や借金返済の為のお小遣い稼ぎができる、スキマ時間を有効に使えるアプリです。

2.フィンビー:自動貯金アプリ…銀行と連携で自動的に貯金できる

日本初の銀行口座と連携した自動貯金サービスです。毎日の生活に合わせ、貯金金額を決めるだけでいつの間にか貯金をすることができます。

1.いつのまにか貯金できる自動貯金システム
カード払いの端数で貯金する「おつり貯金」、毎月自動で貯金をする「つみたて貯金」、1日の歩数条件の達成・未達成で貯金する「歩数貯金」など、いつのまにか貯金ができる様々な自動貯金システムが用意されています。
2.複数メンバーで目標に向かって貯金できる
旅行など共通の目的に向かって、複数メンバーでシェアをしながら貯金をすることができます。

ただし、フィンビーは連携している銀行が限られています。

  • 住信SBIネット銀行
  • みずほ銀行
  • 千葉銀行
  • 北洋銀行
  • 第四銀行
  • 伊予銀行
  • 百五銀行
  • 中国銀行
  • 東邦銀行
  • 武蔵野銀行
随時追加されいていく可能性はありますが、フィンビーを利用する際には連携可能銀行をチェック、口座開設をするようにしておきましょう。

借金地獄から抜け出すコツはある!返済に困ったら専門家に相談を!

手軽にキャッシングができるようになった分、お金を借りた段階から返済について意識し、滞納しないようにすることが重要です。

  • 借金をする前から、「返済シュミレーション」をしておく
  • 固定費の見直しや支出を最小限に抑えるなど出費を減らす努力をする
  • 自身の収支バランスを常に把握しておく
  • 現段階の自身の借金状況をチェックする(いくら借りているか?いくら返済しているか?)
  • 早く返したいなら、元本や利息を減らせる方法が取れないか確認する
  • 具体的な返済計画を立て、借金返済が滞らないようにする
こういったことを心がけてください。ですが、昨今のコロナウイルス感染症などによる経済悪化など予期せぬことで返済に困る可能性もあります。

少しでも早く解決するためには、現状放置は一番いけません!放っている間にも、あなたの借金はどんどん増え続けてしまいます…

少しでも、「返済が難しくなりそう」という段階から、

  • おまとめローン(借金一本化)の利用を視野に入れり
  • 自力返済がどうにも難しいという場合は、弁護士や司法書士に相談する
  • 法的な手続き「債務整理」で借金問題を解決することを検討する

借金を返せないという事実を真摯に受け入れ、それをどう解決していくことが良いのかを考え出さないといけません。借金返済を放置、滞納すると、最悪の場合「差し押さえ」が待っています。

  • 本当に借金は減らせるのか?
  • いくら減らせるのか?
  • どんな方法なら減らせるのか?
  • 誰に相談すればいいのか?

などは、弁護士が答えてくれる「借金減額診断」「借金減額シミュレーター(シュミレーター)」を利用すれば、簡単に調べることができます。その後の借金相談もスムーズになりますよ。

これらを講じ、借金問題の悩みから一刻も早く抜け出しましょう。一人で悩んでいても何も解決しませんし、借金の状況はどんどん悪化していくばかりです!借金解決のプロの専門家に相談すればきっとあなたの不安も解消されるはずです。

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