借金・債務について 2020/01/09
キャッシングは種類によって金利・審査が違う!上手な借金のコツ
手持ちの資金に余裕がないとき、便利に使えるのがキャッシング機能です。自分自身の口座から引き出すような感覚でお金を借りられるため、非常に便利だと言えるでしょう。
とはいえ手軽に利用できるため、リスクがあるのも事実です。
キャッシングとは?金利や審査、返せないときの対処法などをお伝えします。
Contents
キャッシングは、無担保・無保証人でお金を借りられるサービス
キャッシングとは、お金を借りる際の手法の一つを指しています。
住宅ローンやカーローンの場合、使い道を確定させた上で各金融機関の審査を受け、必要な金額のみを借りることになります。また担保や保証人の提示を求められるケースも少なくありません。
キャッシングはこれらのローンとは違い、無担保・無保証人であっても利用できるサービスです。その代わりに、借りられる金額は少額であり目的別ローンと比較すると金利も高く設定されています。
キャッシングのデメリットは金利の高さ
いつでも手軽にお金を借りられるキャッシング。利用の際の最大のデメリットとなるのが、先ほども挙げた金利の高さです。
目的別ローンと比較すると、その金利の高さは一目瞭然です。
キャッシングを利用した場合、お金を借りている期間がどれだけ短期間であっても、原則として「借りたお金以上に返済する必要がある」ということを頭に入れておきましょう。
キャッシングにも種類がある!利用サービスを見極めよう
お金を借りるキャッシングには、利用形態や会社の種類によってさまざまな種類に分けられます。
クレジットカードのキャッシング
キャッシングをもっとも手軽に利用したい!と思う場合に、便利に使えるのがクレジットカードです。クレカの中には、キャッシング機能が付帯しているものが少なくありません。
「クレジットカード=ショッピングで使用するもの」といったイメージを抱く方も多いかもしれませんが、実際には、手元のカードでATMから現金を引き出し、借りることも可能となっています。
銀行のキャッシング
「銀行でお金を借りる」と聞くと、ハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか。住宅ローンやカーローンなど、目的別ローンのイメージも強くあります。
しかし近年は、銀行においても、少額・無担保・無保証人・用途フリーのキャッシングを数多く扱うようになってきています。
銀行系キャッシングの特徴は、以下のとおりです。
- 「もしも闇金だったら…」と不安を感じる方には『銀行』というワードが響くため安心感がある
- クレカや消費者金融のキャッシングよりも金利が低い
- 確実性重視のため審査が厳しい
- 総量規制法の対象外
- お金を借りたい人の実情をしっかりと探るため、キャッシングが利用可能になるまで時間がかかる
- 銀行系キャッシングは総量規制の対象外
- 「個人の借入金額が年収の1/3を超えない」という内容を含む総量規制。これは、消費者金融などを対象とした「貸金業法」で定められています。
銀行は「銀行法」ルールが適用されるため、銀行系のキャッシングを利用した際に、総量規制のルールが適用されることはありません。
消費者金融のキャッシング
キャッシングと言えばコレ!テレビコマーシャルなどでもお馴染みの「消費者金融」からの借り入れです。特徴を見てみましょう。
- 審査が早い(最短即日、数十分~数時間というケースもあり)
- 利用者向けサービスが充実
- 金利が高い
- 限度額が比較的少額
借りたいときに素早く借りられる点が最大のメリット!また、「初回一定期間利息ゼロ」といったキャンペーンもぱりを打ち出すこともあり、利用状況によってはお得に活用できる可能性もあるでしょう。
どれを選べばメリットが大きくなるのかには個人差あり
- とにかく手軽に扱える:クレジットカードキャッシング
- 金利が低く審査が厳しい:銀行系キャッシング
- 素早さ重視:消費者金融系キャッシング
金額、返済計画を踏まえた上で、自分にぴったりのサービスを検討しましょう。
審査が甘いキャッシングは、リスクが高いと心得て!
キャッシング利用の際に、「とにかく審査が甘いこと」を重視して会社選びをする方もいます。審査に通らなければお金を借りられないので当然のことだと言えます。
ただし、「審査が甘ければ甘いほど、金利は高くなりやすい」という特徴があるため、後々の返済負担が大きくなりやすくリスクが高くなってしまうということを忘れてはいけません。
返せなくて困ったときには債務整理の検討を
キャッシングは気軽に利用できますが、借金は借金。借入額が膨らめば、次第に返済が困難な状況に追い込まれていくことも予想されます。
「キャッシングで借りたお金が返せない」という状況になったら、弁護士や司法書士など法律に関する専門家に相談してみてください。
できるだけ早いタイミングで相談に訪れることで、その後の選択肢の幅も広がってきます。
キャッシングの利用は慎重に検討しよう
キャッシングに関するコマーシャルが増え、その利便性の高さが広く浸透した今、気軽に利用する方も増えてきています。
「給料日までのちょっとしたつなぎ」「今手元にない現金を、一時的に補充するため」といった目的であれば、キャッシングは非常に便利なサービスです。
しかしその実態はあくまでも「借金」であり、その特徴を正しく頭に入れた上で利用することが大切です。
クレジットカード・銀行系・消費者金融系のどのキャッシングを選ぶのかによっても、その後の流れに大きな違いが生まれる可能性があります。
それぞれの特徴を正しく理解した上で、今の自分にとってベストと思われるサービスを慎重に選択してみてください。
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