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借金・債務について 2020/01/15

審査なしでカードローンを利用したい!落ちる理由と対処法も

現金が足りない場合の強い味方・カードローンですが、利用するためにはまず、ローン会社の審査を受ける必要があります。さまざまな事情から、この審査に対して不安を抱える方も多いことでしょう。

カードローンの審査とは、具体的に何をどうチェックされ、どのような流れで手続きが進められていくのでしょうか。審査の通過率や審査落ちする可能性が高い条件、そして審査なしでも利用できるカードローンについての情報をまとめます。

審査なしで利用できる合法ローンは存在しない!

カードローンで審査が通過できるかどうか不安な方にとって気になるのが、「審査なしで利用できるカードローン」についてです。

しかし、法律に則った形で営業を行う貸金業者の中に、審査なしで利用できるところはない!ということを、まずは頭に入れておいてください。

実際にこのようなサービスがあれば、審査のための手間や時間、そして不安はゼロになります。より使い勝手の良いローンになる…と思いがちですが、甘い話には裏があります。

日本には「総量規制」というルールが存在しており、貸金業法によって「個人の借入総額が、原則、年収などの3分の1までに制限される」と定められています。

法律に則った形でカードローンというサービスを提供しようとすれば、審査という形で、それぞれの状況を把握することが必須となり、「審査なし」でお金を貸す仕組みはあり得ないのです。

さまざまな情報が手軽に入手できる時代ですから、「審査なし」をうたうローン商品を目にする機会もあるかもしれませんが、それこそが非合法の証拠でもあります。

違法業者とはいわゆる闇金のこと。安易にこうした業者を利用すれば、必要以上に高い金利を設定され、個人情報を悪用される可能性もあるでしょう。

完済への道筋が遠くなるほか、しつこい取り立てや精神的に追い詰められる追い込みを受ける可能性があります。リスクを避けるためにも、利用するべきではありません。

闇金と同様に、クレジットカードのショッピング枠現金化業者や、知人からの借金も安易に利用するべきではありません。現金化はカード規約の違反となり、ペナルティーを科せられる恐れがありますし、知人に借りれば人との絆を失ってしまう可能性があります。他の方法を検討するのがおすすめです。

カードローンの審査内容は会社によって大幅に違う!

審査なしのカードローン会社は存在しませんが、審査内容については、会社ごとに意外と大きな違いがあります。

つまり、一つの会社で審査が通らなかったとしても、別の会社では大丈夫な可能性もあるということ。簡単にあきらめる必要はありません。

カードローンの審査は、会社側が「この人にお金を貸して、大丈夫なのか」を判断するために行われます。要は、ローン利用者の返済能力をチェックしているわけですが、その厳格さや根拠は、会社によって異なります。

「なかなか審査に通らない…」と思ったときには、比較的審査が緩い会社に的を絞って、検討してみるのがおすすめです。

気になるカードローン審査通過率

どこの審査が緩いのかを見極めるためにヒントとなるのが、各社が発表する審査通過率という数字です。この数字が高ければ高いほど、「比較的審査が緩い」と考えて良いでしょう。

審査通過率を公表している、アコム・アイフル・プロミスの三社の2019年3月期決算のデータを紹介します。

会社名 審査通過率
アコム 42.4%~45.2%
アイフル 42.5%~48.2%
プロミス 42.0%~47.3%

いずれも消費者金融系のカードローンとなりますが、ほぼ4割~5割という審査通過率となりました。審査を受ける際の参考にしてみてください。

カードローン審査の流れを知って手続きを進めよう

初めてのカードローン利用では、「審査と言われても、具体的に何をどうすれば良いのかわからない!」と感じる方も多いことでしょう。審査の流れを、わかりやすく解説します。

まずは仮審査…求められる情報とは

カードローンの審査を受けることを決めたら、まずは申し込みをします。WEBサイトなどから、申し込みのために必要な情報を入力しましょう。

自分について 氏名
生年月日
性別
住所
電話番号
メールアドレス
運転免許証の有無
持ち家か賃貸か
子どもの有無
職場について 勤務先情報(名称・住所・電話番号・規模など)
勤続年数
雇用形態
お金について 年収
保険証の種類
他社での借入総額
希望借入額

記入内容が多く、複雑そうに思えますが、入力フォームに従って埋めていけば大丈夫です。入力内容をもとにコンピューターが自動審査を行います。

必要書類を用意して本審査へ

仮審査を通過したら、次は担当者の手で行われる本審査へと移ります。以下の書類が必要となるので、用意しましょう。

  • 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
  • 収入証明書類(源泉徴収票・所得証明書・確定申告書など)

これらの書類は、申し込みフォームに記載した内容に誤りがないかどうか、確認するための書類となります。特に収入証明書類は面倒に感じがちですが、自身の状況に合ったものを選択し、用意しましょう。

また本審査ではもう一つ重要な書類があり、それが「信用情報」です。信用情報機関からローン会社が取り寄せ、過去のローン実績などについて詳しく審査されます。

審査完了までの期間

審査完了までの期間は、利用するカードローン会社によっても違いがあります。審査完了までの期間が比較的早いのが消費者金融系で、遅いと言われているのが銀行系です。

近年では銀行系であっても「最短30分」などとうたうケースも増えてきていますが、こちらはあくまでも「最短」です。通常2~3日程度の期間がかかる方が多いので、「今日中に融資を受けたい」という場合には注意しましょう。

在籍確認はほぼ必須!

本審査の段階で、ほぼ必ずと言って良いほど行われるのが、職場に対する在籍確認の電話です。本当にその会社で働いているのかどうか、ローン会社担当者が確かめるための手段なのですが、ここにハードルを感じる方も多いのではないでしょうか。

在籍確認時には、個人名で要件が伝えられるケースが多く、ローン利用について会社にバレる可能性はほぼありません。安心してください。

それでもちょっと…という場合には、「電話確認不要」をアピールポイントの一つにしているカードローン会社を検討するのがおすすめです。

正式申し込み前に、お試し申し込みの活用がおすすめ

カードローンの審査は、受けてみなければ通過できるかどうかわからないもの。しかしカードローンへの申し込み情報は、全て信用情報に記載されます。

むやみやたらと申し込みをすると、それらが全て記載され、将来的に何らかのデメリットが生じてしまう可能性もあります。だからこそ、まずはお試し申し込みを活用しましょう。

お試し申し込みはネット上から気軽に利用でき、入力した内容をもとに、審査を通過できる可能性が高いかどうかを診断してくれます。

結果はあくまでも目安となりますが、審査が不安なときには活用してみてください。提出書類も必要なく、もちろん信用情報に記載されることもないので、気軽に利用できます。

審査通過が厳しい理由と改善方法

ここからはカードローンの審査で落ちた、お試し申し込みで厳しい結果が出た場合の理由や改善方法について解説していきます。

カードローンの審査に通りたい!と思ったときには、ぜひ参考にしてみてください。

審査に通過できない理由はいろいろ

カードローンの審査に通過できない理由としては、以下のような可能性が考えられます。当てはまる点がないかどうか、確認してみてください。

  • 申し込み条件に合致していない
  • 信用情報に傷がついている
  • 年収の1/3程度の借り入れを、すでに他社で行っている
  • 他社での借り入れ件数が多い
  • 致命的な理由はないものの、全体的に信用度が低い

カードローン会社には、それぞれ申し込みの際の基本条件があります。たとえば未成年であったり、安定した収入がなかったりする場合には、こちらではじかれてしまいます。

またさまざまな理由から返済能力が低い、もしくは返済能力を超える借入れをすでに行っていると判断されてしまうことも考えられます。ローン会社にとってリスクが高いと判断されれば、審査通過は難しいと言えるでしょう。

信用情報に傷がついている場合は消えるのを待とう

過去のローン実績によって、信用情報に傷がついている場合、問答無用で審査は落ちます。いわゆるブラックリストで、残念ながらこの問題をすぐに解決する方法はありません。

信用情報に記載された内容は、一定期間消えることはありません。まずは自身の信用情報を取り寄せて、消えるまでの期間を確認しましょう。あとはその期間が経過するのを、待つしかありません。

他社での借り入れが原因なら、借金の整理を

他社での借り入れが原因で審査が通過できないのであれば、まずは借金の総額を減らす工夫をしてみてください。総量規制の関係で、借りている金額と年収とのバランスは、非常に重要な項目となっています。

また、もう一つ忘れてはいけないのが、借り入れ件数についてです。一件あたりは少額であっても、件数が多いと多重債務者である可能性を疑われてしまいます。

おまとめローンを利用するなどして、一件でも完済することで、審査通過可能性をアップできます。多くても3件以内を目安にして、調整しましょう。

全体的に信用度が低い場合は、審査緩めなローンを利用

契約社員で勤続年数もまだ短く、賃貸住まいで連絡先は携帯のみ…。このように、何か特別な理由があるわけではないものの、全体的な信用度が低いことで、審査に通過できないケースもあります。

このような場合には、比較的審査がゆるいローンを検討するのがおすすめです。銀行系のカードローンよりも消費者金融系のカードローンを選択することで、金利は高くなるものの、利用できる可能性も高まるでしょう。

自分に合うカードローン会社を見つけられていないケースもアリ

カードローンの審査になかなか通らないのは、ただ単純に、自分に合うローン会社を見つけられていないからなのかもしれません。

カードローン会社もいろいろですから、ぜひ目線を変えてリサーチを行ってみてはいかがでしょうか。具体的には、

  • 審査が早い
  • 電話連絡なし
  • 利息なし

これらの条件で検索をかけ、気になるカードローンを調べてみてください。ぴったりのところが見つかるかもしれません。

カードローンの審査は慎重な行動を心掛けよう

残念ながら、カードローンを審査なしで利用するのは不可能です。いろいろと難しい状況であっても、なんとか審査を通過するための、工夫を凝らすのがおすすめです。

ただやみくもに申し込みをしても、信用情報に傷が残ってしまうだけ。だからこそ、自身の借り入れ状況を冷静に分析したり、正式申し込み前のお試しツールを活用してみたりと、慎重な行動を心掛けてみてください。

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